月に100pipsを狙うとする。
その方法としては、ありがちな所では、5pips×20日。
これが最もシンプル。
もしくは、日足で100pipsを狙うという方法もある。
こちらの方が、現実的というか、投資・・・という感じがする。
たとえば、このチャート。ポンドドルの日足チャートだ。
下にトレンドラインを引いてみた。何となく当てはまりそうに見える。
もしこれが当てはまるとするとしてみてみよう。
現状の価格は1.38027。
このまま下がると、1週間から10日ほどでラインに到達しそうだ。控目にみて1.29600あたりだろうか。計算を分かりやすくしよう。1.30000まで落ちると、なんと800pips。
( ̄ヘ ̄)ウーン
なんだか、5pips×20日なんてことはやってられないな。
やっぱ、トレードの王道は日足チャートだ。
別の銘柄で見てみよう。
これはユーロドルの日足だ。これもラインは引いていないが、右肩下がりに降りてきている。
ちょうど昨日の下げで、下のラインに到達したと思われる。
ここから反発すると思われることから、ロングでエントリーすれば良さそうだ。1.1200あたりで買って、1.1350くらいまでは十分狙えそうだ。その差150pipsだ。これも1週間程度だろうか。
今度は豪ドル/ドルだ。
現状底値っぽい雰囲気だ。引いたラインからはみ出ているのが不安だが、もしこのラインの内側に入ってくれば買えば良さそうだ。0.7030くらいで買えるだろうか。
上は右肩下がりっぽいので、あまり期待できないが、それでも0.7130くらいまではいけそうだ。その差100pips。
ほら、1ヶ月分の儲けが出たw
この方法のメリットは、なんと言っても時間がかからない。エントリーしたら後は時々チェックするだけなので、副業的に行いやすいメリットがある。
一つの銘柄を見るのに時間を要しないので、分散投資もしやすい。
スキャルピングはどうしてもチャートと向き合っていなくてはならないので拘束時間が長くなりがちだ。
スキャルピングをするわけではないので、スプレッドが少々広いFX口座でも問題ない。
急な値動きに右往左往しなくなる。。。たぶん。チャートを見ていると結局は右往左往してしまうのだが、気づかなければ大丈夫。問題はロスカットになるほどの動きがあった場合だが・・・
当然だが、問題点はいくつかある。
まず、初動で逆方向に行ってしまうと、極めて不安になる。ある程度含み益がでている時なら比較的のんびり見ていられるだろうし、なんなら決済するという方法もなくはない。
エントリーする回数がどうしても少ないので、タイミングを逃すと利益が出にくい。当然ながら利益が出るのにも時間がかかる。
そして、なにより極端な価格変動時への対応だ。逆指値で損切りはキッチリやっておかなくてはならない。FX初心者ほどその点は甘くなる。
レバレッジを効かせてる場合は、期間が長引けば長引くほどリスクが高まる。
この年始の長~いヒゲ。こういうのがあると、ロスカットのリスクがある。これが困るところ。
これは、5分足を見ている限りはまず回避できそうな動きではあるが、チャートを見ていないとどうしようもない。
といっても、トレンドからすると、ロングというよりはショートでエントリーしている場面ではあるので、むしろ嬉しい下落である可能性も否定はできない。
いずれにしてもポジションを持っている時間が長いほどこういうリスクはつきものだ。
それから、トレンド転換期は難しいし、いつトレンド転換するか分からない。
レンジから抜けてしまったら厄介だ。
レンジの内側でポジションを持つようにしておかないと、はみ出ているときは危険だ。
そもそも、引いたラインが正解かどうかも怪しいわけだから、内側だからと言って安心できるわけでもないが・・・
実際、後から見たら、間違ってたということはよくある。
従って定期的にチャートをチェックする必要はある。
それから、FX初心者の場合で言えば、これでは全く勉強にならない。経験値が上がらない。
上がらないわけではないが、もう少しチャートを見る練習はしたいものだ・・・(^_^;)
だったら、この中間くらいの期間がいいよね。。。ということで、1時間足から4時間足で、こういうチャートを見つければデイトレードもできそうだ。
この場合、上述したメリット・デメリットの中間くらいの位置づけになる。
値幅は日足よりは小さくなるが、20pipsくらいを数日で取れれば嬉しい。
それにリスクも減らせる。
チャートを見ている時間も増えて、トレーダー気分も盛り上がるだろう。
このあたりが落としどころかというようには思う。
従ってFX初心者におすすめはスイングトレードからデイトレードあたりになりそうだ。
あとは、リスク管理だな。
エントリーしたあとにチャートを見なかったら、余計な心配事は減る。
だいたい、チャートを見ていると、無駄に乱高下してたりすると、とても心穏やかに平常心は保てない。だったら見なかったらいいのだが、リスク管理がしっかりできている自信がないとどうしても気になる。
ほとんどの場合、長い期間のチャートで見たてた方向にたいてい落ち着くのだ。一時的に揺さぶりがあることは多いが、気にしなくてもいい。
でもチャートを見ると、気になるし、我慢できなくなる。
見なければ見ないで気になる。
ここらへんを何とかしたいところだ。