トレーダーって時間がかかる仕事だなぁ

私が投資家に憧れたのは、時間が自由になりそうだから・・・という理由からだ。もちろん一攫千金も狙いたいが・・・

平日の昼間に、サイクリングに行けるとか、筋トレは毎日14時にするとか、そんなことがしたい。

ところが、デイトレードをするとなると、ほとんどの時間をパソコンと睨めっこになる。

これじゃぁ、意味がない。

むしろ今の仕事の方が自由度が高い。

なんたって、毎日午前中だけ仕事をして、昼になったらスポーツクラブに通っているのだから。。。

どう考えてもデイトレードだとこんな生活は難しい。相場の動きに合わせるしかなくなるだろう。

長期トレードがしたい!せめてスイングトレードだ!

だから、最終的には長期トレードがしたい。せめてスイングトレードだ。

日足か、せいぜい4時間足、1時間足まででトレードしたい。

しかし、FXというとどういうわけか、デイトレードが主流のようにみえる。

ネットで見ていると、スキャルピングをやってる人は沢山いるが、長期でやってる人はまず見かけない

スキャルピングで勝ち続けるのはなかなか難しい。勝てる感覚を身につけるまで時間がかかる。

それでも資金が少ない人の場合、長期保有は、強制ロスカットのリスクも高まるので、最初はコツコツをスキャルピングで資金を増やし経験値を上げていくのが一番の近道だと思う。

FX初心者の多くはポジポジ病を発症する。とにかくトレードしたくて仕方がないものだ。

闇雲にトレードしたところでうまくはいかないだろう。しかし、実際にトレードしてみないと分からないことも多い。

だったら、スキャルピングで損小利小を狙って経験値を上げていけばいい。

大きく狙わず、とにかく経験値を積むことだけを狙って、負けない練習をすればいい。

質の高いトレードをFX初心者がいきなりできるわけがないのだし、どうせポジポジ病になるのだから、どんどんトレードすればいいのだ。

FX初心者には質より量が必要だ!

初心者たるもの、まずは場数が必要だ。

失敗の可能性も高い。

長期目線の予想より、短期目線の予想の方が遙かに楽だ。

自分の行動を考えたら分かるだろう。1時間先に何をしているかは何となく分かるが、明日何をしているかは分かったもんじゃない。

だから、まずは短期でトレード経験を積んだ方がいいと思う。もちろん、あまりにも短期だとブレが大き過ぎるかもしれない。スキャルピングというよりは、デイトレードくらい、日に2~3回トレードできればいいのではないだろうか。

一方で、1時間足でトレードするためには、24時間タイミングを計っていないといけない。過去チャートでどんなにエントリーポイントをみつけてもその時間にチャートの前に座っていられなければ絵に描いた餅に過ぎないのだ。

初心者は、当然だが他に仕事があったりして、生活習慣を変えることが難しい人も多いだろう。昼間にエントリーポイントが集中するような方法なら昼間勤めている人には不可能なのだ。

となると、現実的には日足でトレードするスイングトレードが初心者向けになる。

しかし、スイングトレードは、一回のトレードにどうしても時間がかかる。エントリーポイントまで数日、決済に数日。これでは中々上達しにくいというところだ。

銘柄を複数同時にやれば多少改善できるが、複数銘柄を初心者が見るのはあまりおすすめできない面もある。どうしても銘柄毎に癖があるので、そういう意味では同じ銘柄を見続けた方が癖が分かってくる。

初心者にはとにかく場数が必要なのだ。沢山トレードして勘を養う必要がある。

量より質だととかく言われるが、量を捌くことで高い質が生まれるのだ。量をこなしていない者には、質の高いトレードはできない。

考えてみれば簡単な話だ。

野球を始めたばかりの人がプロ野球選手のようにいろいろ考えながら練習をしたって意味がない。まずは、アホみたいにバットを振って、アホみたいにボールを追いかけるところからスタートする。最低限の動きができるようになってから、次のステップにいくのだ。

まともにバットを振れない奴が細かなことを考えたって意味がない。

しかし、投資となると、多くの人はいきなり細かなことを考え出す。

最低限の考え方をマスターしたなら、とにかく実際にチャートを追いかけるべきなのだ。

従って、最初はデモトレードで全く問題ない。デモトレードというより、ForexTesterのようなテスト環境でいい。テスト環境やデモトレードでまずは勝てるようにならなくてはならない。なお、テスト環境はあくまでもテスト環境だ。24時間トレードし続けることができる。しかし実際のトレードやデモ口座であってもトレードできる時間は限られており、その限られた時間内で結果を出す方法を見いださなくてはならない。

そして、デモで勝てるようになったなら、次は実践で勝てなくてはならない。

デモやテスト環境で勝てたからといって、実際のトレードで勝てるわけではない。しかし、デモやテスト環境で勝てないトレーダーは実際のトレードでも勝てない。

だから、テスト環境で勝てるようになり、次にデモ口座で勝てるようになったら、最後に実践だ。

話がそれたが、場数を踏むためには、スキャルピングがおすすめだ。スキャルピングのいいのは、トレード回数が増えること。そして、リスクが小さいところ。損小利小だ。利小だと儲からないような気になるかもしれないが、相場で負けなければ、資金は増える。

だから、大きく儲ける必要はない。そして、1時間後の予想より10分後の予想の方がカンタンだ。ついでに、外れても戻ってくる可能性が高い。相場の大半はレンジで動いているのだ。我慢していれば戻ってくることが多い。

でも日足でトレードしていたら、戻ってくるまでに時間がかかりすぎるし、証拠金不足になる可能性だってある。不測の事態が起こらないとは限らない。

FXは特にポジションを長く持たない方がいい。だから、スキャルピングがおすすめなのだ。

スキャルピングで毎日5pipsを目指してみてはどうだろう。

なお、スキャルピングをするのなら、スキャルピングOKのFX口座をおすすめする。

FX業者の多くはスキャルピングすることを嫌がるため、そのような口座でスキャルピングをすればトラブルの元だ。

ならば、最初からスキャルピングOKの口座を利用した方がいい。

やらなきゃならないことは、遅かれ早かれやらなくてはならない

もちろん、短期と長期ではトレード方法は違ってくるだろう。しかし、トレードという本質は変らない筈だ。

ソフトボールや軟式野球をやっている人が硬式野球をやるのと、バレーボールをやっている人が硬式野球をやるのでは全く違うことは想像できるだろう。まずは野球の動きになれる必要がある。

まずはトレードになれる必要がある。

その後に、自分のテリトリーにあわせて修正すればいい。

横着したってダメだ。

やらなきゃならないことは、遅かれ早かれやらなくてはならない。

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